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砥部焼窯元 大西陶芸

Coporate Profille

400年の歴史の地に、100を超える窯元が立ち並ぶ砥部焼の里。昭和45年創業。親子3人それぞれのオリジナリティーあふれる作品を中心に、伝統的な美術品・花瓶からアートフルな日用食器まで幅広く製作しています。制作コンセプトは「品位とモダン」器を集める楽しみと、それを使う時間を心豊かに過ごしていただければ、潤いある暮らしのお手伝いが出来るのではないか・・・と願って制作に励んでおります。

実績

  • 1993年 米国スミソニアン研究機構サックラー美術館(ワシントンD.C)に「青磁花瓶」寄贈永久保存となる 
同寄贈記念式典に出席

Story

江戸時代、砥部焼の地の陶工は、砥石くずを原料に器を作り、豊富な松の木を燃料に登窯で砥部焼を焼いていました。当初はうまく焼くことができず、何度も失敗と改良を繰り返し、1776年、ついに白磁器の焼成に成功したのです。先人の知恵は今も生かされ砥部焼を作る職人らによって守り続けられています。現在の砥部焼きは、様々な種類がありますが、白磁に呉須と呼ばれる藍色の顔料で描かれた模様、やや厚手の素朴な形と材質が、代表的な砥部焼の特徴となっています。時代の変化に合わせこれからも砥部焼は進化を続けていきます。

Interview

私たちは、伝統ある砥部焼の枠より飛び出し自由な発想で大好きな青色をいかした品を作っています。艶消し釉薬・瑠璃色釉薬・青磁釉薬をつかい、砥部にない新たな作風をもちいて取り組んでいます。砥部でとれる美しい白肌の磁器土を、大事に生かしたいという想い。伝統を尊重しつつも型にはまらない、自分らしい作品を造りたいという想い。自分の中で日々その想いを強く大切にしながら、ロクロで制作した手の温もりが残る器に、丁寧に一筆一筆絵を描き、色を挿していく。そんな時間がたまらなく好きです。
大西先

Recommendation

「夢青磁ぐいのみ」

独自の技術で作り上げた艶消し青磁。透き通るガラスのように凛としながらも、
柔らかな風合いを感じさせる青磁の美しさから〈夢青磁〉と名づけました。砥部で生まれた白い磁土をやさしく丁寧に一点ずつロクロで成型。引き手である大西光は、手ろくろ成型一級陶磁器技能士。その熟練した技から生まれるぐいのみの形はどれひとつ同じものはなく、それぞれの表情を見せてくれます。そして、静かに主張する個々の表情を感じ取りながら最後の装飾である青磁の色合いを選びます。優しい肌触りや口触りもまた、日本酒を堪能する上で大切なこと。酒が注がれた青磁の色を目で楽しみ、口へと注がれてくる酒の味を
ぐいのみから香り立つ芳醇な香りと共に楽しむ。そんな至福の時間が過ごせる一品物です。

砥部焼窯元 大西陶芸

Tobe Ware (Porcelain) “Ohnishitougei” (Ohnishi Porcelain)

URL: http://www.ohnishitougei.jp/ohnishi/
住所: 愛媛県伊予郡砥部町北川毛796



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